特殊車両のエアーダクト部品

概要・特徴

本製品はアルミ製のエアーダクト部品です。いわゆるアルミの製缶板金加工品です。

▼アルミの溶接板金加工とは？種類や加工事例についてご紹介！▼

加工におけるポイントとしては、ダクト部のパイプ径と板厚が規格品にはないサイズのために、当社のロールベンダーで曲げて製造しています。真円に近い形状となるように加工を行いました。

また、板厚が1.5mmと薄いために、溶接時において溶け込み量の調整が難しく、電流・電圧量とパルスの条件をしっかりと出さなければなりません。この条件を間違えると熱が入りすぎてしまい、素材が溶けてしまったり、歪みが大きくなるなどの原因となってしまいます。

さらにアルミ素材への入熱量を考慮し、本部品は4つの構成要素に分けて組み上げていき、最後に各構成要素同士の位置精度を出しながら溶接を行い、完成させています。

アルミ製品への溶接ならではの加工における難しさであり、アルミの薄板への溶接加工を数多く手掛けてきた当社だからこその加工といえます。