アルミ加工品-特殊車両の配線カバー-

概要・特徴

こちらは岩本鉄工所が加工を行ったアルミの製缶板金加工品です。加工におけるポイントとしては、部品点数が3点で構成される中、アルミ製品への曲げ加工と、斜めカット部の突き合わせ溶接を行っている点が挙げられます。
カバーのような形状をしている製品ですが、1枚の板に2回曲げを行っており、素材はアルミであるため、この2か所の曲げ加工において割れの発生が懸念されます。その点は充分に気を付けて、加工を行いました。
さらに、斜めカット部を突き合わせ3部品を溶接している為、各面がすき間なく突き合わせ、Tig溶接ができないと、引っ張りが発生し、部品同士できない可能性もあります。
その為、突き合わせ部を中心に十分に配慮した展開形状が求められており、見た目以上に展開をするノウハウが求められる難しい製品です。

▼アルミの溶接板金加工とは？種類や加工事例についてご紹介！▼

当社では、アルミの2mm厚の板金加工の実績を多数持ち、溶接後の引っ張りも考慮して、３つの部品の斜めカット部にすき間がないよう、突き合わせ溶接をすることも可能です。
本製品は、アルミ加工品の実績を数多く持つ当社ならではの製品を言えます。※本製品は加工後、塗装を行う為、塗料のノリを良くする為にバフ加工を行い、表面を粗しています。